覚え書きとかに使えばいいのか、忘れっぽいから。

サッちゃんについて。いつも読ませていただいているブログを読んで、あ、と思った事。
皆川さんが作った料理を全然食べない人たちに向かって「冗談にするのか」って怒ったところ、料理を作りたてで出されたのに話しちゃってみるみる冷めていくのが私も苦手なので、凄く共感したけど、あの場合は食べ物を大切にしないっていう事への怒りじゃなくて、刑務所を出て普通の生活が出来るかどうかの真剣勝負をないがしろにされた事への怒りであるとか、刑務所で、生きるために身に付けた料理の腕という生活への唯一の命綱を、出来立てを食べてもらえない事で「たいしたことない」って、やっと見つけた居場所から放り出される事への恐怖もあってのあの激高だったのかな。最後は結局銃で撃たれちゃうけど、あれだけ撃たれたらまぁ死んじゃうんだろうけど、どっかで、「もしかしたら死なずにすんだかな。サッちゃんと二人でお店切り盛りしつつ、婆さんへの欲情と戦い続けるのかな。」っていう未来を観てる人に思わせたあの役の力って凄いんじゃないかと思う。