考える

昨夜NHKで放送されていた、モダンスイマーズの「夜光ホテル」という芝居がとっても面白かったです。そもそも、元不良とかヤンキーとかそういう人が出てくるものはそれほど好きではないので、途中まで「どうしようかなぁ、観るのやめようかなぁ」と思いつつ「でもちょっと気になる」という気持ちひとつで観続けていたのだけども、どんどん世界にひきこまれていってしまって結局最後までしっかり観てしまったよ。最近は金銭的に厳しいので好きな人が出てる芝居とか、好きな人が作ってる芝居しか観てなかったのだけども、久々に純粋に「あぁ、芝居って面白い!」って思える充実した時間を過ごすことができましたよ。カッコいい演出だったなー。あの最後のシーンを観た後の興奮というのは、以前DVDで鈍獣の最後のシーンを観た後と同じような興奮でありました。なんちゅうかこう、「うわぁぁぁ・・・」っていう感じ。誰が主役でもおかしくないような話だし演出だったので、見る人によって感情移入する役が違うんだろうなぁ。確か本編放送前にもそんな事を蓬莱さんがおっしゃってましたし。
自分の話でなんですが、私が今こういう状況におかれている理由は、今まで決断すべきところできちんと考えずに決断してきた事のくりかえしの結果なんだって最近よく思っていたので、そのタイミングでこういう内容のお芝居を映像でとは言え観た事は大きな意味があったのだと思いました。やっぱり人間は考えないといけないんだ。

最後に余談だけど、芝居に出てくるナー役の方が大人計画宮崎吐夢さんに、ハルヒコ(ハルヒロ?)役の方がヨーロッパ企画の角田さんに見えちゃってなんかちょっとした祭りでした。本当余談でごめんなさいね。
モダンスイマーズ、今までちゃんと観た事がなかったんだけど、ちょっと他の作品も見てみたくなりました。シアテレなんかで放送されているお芝居を片っ端から録画していたので、もしかしたら手元になにかあるかも。探してみます。